花水木、満開



庭の花水木が満開です。

うちの花水木は、少し濃い紅色。

時折、花の中にカナブンがいて、蕊に頭をつっこんでいたり・・・

夕方、つぼみに潜っているカナブンは、

そこで夜を過ごすつもりなのかも。

紅色の花水木のベッド・・・夢見がよさそうですね~。

(虫って夢をみたりするのかな??)




*なぜかいつも心の真中は醒めてをり紅花水木淡々と咲く

何年も前に作った短歌です。

「なぜかいつも」が甘すぎて、ずっとなおしたいと思いつつ、

未だに言葉が見つからず、そのまま寝かせています。



小黒世茂先生の短歌教室では、今、「初句切れ」の課題が出ていて、

提出2首のうち、

必ず1首は初句切れのお歌でなくてはなりません~~。

強制的に、初句切れ・・・

もう、ものすご~~~く難しいです!!

「お金払って、頭を悩まされて、本当に短歌って、ねえ。

 でも、がんばってね!」

ニッコリ笑って、

昨日も小黒先生は皆を励ましてくださいました(^_^;)



*データの谷その暗がりに沈みゐる「届いてません」と言はれしメール

初回に提出したこのお歌は、

初句の次、すぐに「その」で受けているので、

純粋な初句切れにはならない、と言われてしまいました・・・。

「届いてません」から先も、

もう少し別の言葉に変えられそうだし・・・

・・・などと悩みながらも、

でも、考えている時間が楽しくもあるのですよね(^_^;)

なにもないところから、作り出す楽しみ。

それがあるから、長いこと短歌を続けているのでしょうね~。



それにしても・・・

確か、去年の春は、「恋」で悩みました。

あまりに私が、

「恋、恋、恋・・・。」

と、言うものだから、子供たちに、

「かーさんが言うと、池の鯉にしか思わんな~。」

などと揶揄されたのを思い出します。

今年も花水木を眺めながら、

「初句、初句、初句・・・。」

と、呪文のように唱える春です。