水の生き物観察会



7月25日の土曜日、お手伝いをしている水生生物保護の会で、水の生き物観察会を開きました。

いつもは会員だけで地元の川の生物調査をしているのですが、

今回は夏休み、ということもあって、

あらかじめ小学校で観察会のチラシを配っていただいたり、、

わんぱく公園にもチラシを置いていただいたり、

小さな子供さんに来てもらえるよう、工夫をしました。


そして、当日。





真夏の晴れた空の下、十数人の子供たちとその保護者の方が集まってくれました(^_^)

連日の雨の影響で、川は水量が多く、流れも速かったのですが、

ヒラテテナガエビ、ミナミヌマエビ、モクズガニ、サワガニ、カワヨシノボリ、

ドンコ、カワムツ、ナミウズムシ、シロタニカワカゲロウ、コガタシマトビケラ・・・

たくさんの生き物が捕れて、子供たちはとびきりの笑顔!

中には、川の中に落ちているガラス片やプラスチックを拾って届けてくれる幼い兄弟もいて、

生き物以外のことにも目を向けてくれたのが嬉しかったです(^_^)v



●ヒラテテナガエビ・オス●

●ヒラテテナガエビ・メス●

●大好きなドンコ。細かな歯がかわいい~。●

●ナミウズムシ。通称プラナリア。1センチほどの小さな生き物です●


お母さん方も、環境に興味を持ってくださる方が多かったので、

あらかじめお配りしていた、「指標生物による水質調査」のシートで、

川のきれいさを調べることに参加していただきました。

(捕れた生き物の種類によって、川のきれいさを測ります。)

結果は『水質階級2・ややきれいな水』。

「この川は、子供を連れて入っても心配ないってこと?」

と聞いてくれたお母さんに、

「はい、大丈夫です。」

と、きちんと目に見えるかたちで伝えることができました(^_^)v



実は、去年も同じように観察会を開いたのですが、

来てくれたのは、中学校の科学部の4人だけでした・・・。

今年は、小学校の行事の重なりを避け、

チラシを親しみやすいかたちに工夫して早めに配り、

わんぱく公園の園長先生にもお世話になりました。

工夫して発信することの大切さを感じた観察会でした。


もちろん、日頃の地道な活動があったからこそ、なので・・・

これからも、保護活動のお手伝いを続けてゆきたいと思います!












みなと祭りの花火 ~高津子山にて~




昨日は和歌山港で、みなと祭りの花火大会がありました。

いつも見に行きたいと思いつつ、たくさんの人と車の渋滞を考えると、

「まあ、今年もいいかなあ。」

と、あきらめてしまってばかり。


でも!

今年は和歌浦の高津子山から見てみようと思い立ち、家族三人で和歌浦漁港へ。

駐車場に車を停めてから、真っ暗な山道を登ること20分、

たどりついた頂上の展望台から花火を見ることができました(^_^)v














火の玉がゆるゆるとのぼり、火の花がほろほろとひらいて・・・

金色の光がゆるやかに青へとかわったり、長く穂をのばしたり・・・。

花火をみていると、時間の流れがとてもゆっくりに思えてきます。

手ぶらで何もしないで、ただ、火の花を眺めているだけ。

ぜいたくな時間の使い方ですね。


和歌山港まで、やっぱり少し距離はあったのですが、

たっぷり1時間、3000発の花火は壮観でした~。



展望台には数組の方がいるだけで、それぞれにほど良い距離感でした。

風が吹きわたり、本当に涼しくて・・・

そして、花火を背景に、時折、コウモリが飛んでゆきました(^_^;)

揚羽くらいの小さな黒い影がパタパタと・・・かわいかったです~~!!


それにしても・・・

展望台までの山道は、真の闇。

夜の高津子山は2度めなので、暗いことはわかっていたのですが、

いざ、足を踏み入れてみると、やっぱり空恐ろしいものがありました。

夜空が見えているところはともかく、木々がうっそうと頭上を覆っている道は、

懐中電灯を消すと、自分の掌も見えないほど。

「なにか」を連れて帰っていないか、心配です(^_^;)



みなと祭りの花火は秋葉山からも見えるそうなので、

来年はそちらにも行ってみたいと思っています。

近江神宮・クラブハリエへ



7月7日、七夕の日、二男タコ(高2)の通う私立高校の保護者イベントで、

滋賀県近江八幡へのバスツアーに参加しました。

総勢224名、6台の観光バスを連ねての旅です。


残念ながら、この日は朝から本降り。

今年は役員をお受けしているため、雨の中、担当の3号車の受付に追われました。

でも、中心になって動いてくださるNさんが、とてもしっかりした方なので、

少々のトラブルはあったものの、滞りなく業務完了。

無事、出発することができました(^_^)






最初に訪れたのは、近江神宮。天智天皇をおまつりしている神社です。

(着いた時もかなりの雨で・・・傘の花が咲いています。)

天智天皇が日本で初めての時計、「漏刻」を設置したことから、

境内にはさまざまな時計が・・・。




古代中国の火時計。

おもりをつるしている糸が焼き切れると、球が下のドラに落ち、音が鳴って時を告げる由。





日本の日時計。

雨のせいでわからなかったのですが、かなり精度が高いとのこと。

晴れた日に見たかったです~~。


他に、『時計館・宝物館』や歌碑、句碑もたくさん建っていたらしいのですが、

雨と時間の都合とで見ることができず・・・。残念でした(>_<)


この日は「燃水祭」も行われていて、おさい銭箱の脇には、レトロなランプが並んでいました。

燃水、は燃える水、つまり石油です。

日本書紀に「越の国より燃水、燃土を献上」との記載があり、

それがそのまま、石油関係の祭事として、現代にも受け継がれているとのこと。

越、今の新潟県胎内市黒川から採掘された石油で、毎年7月7日には「燃水祭」が行われるそうです。




次に向かったのは、琵琶湖グランドホテル。

近江牛しゃぶしゃぶの小鍋がついた、豪華な懐石ランチです(^_^)v

飲み放題のドリンクの中には、大好きなプレミアムモルツ(しかも瓶!)が。

迷わず一杯、いただいてしまいました~~。

煮物もお刺身も土瓶蒸しも小鍋もお寿司も、本当に美味しかったのですが・・・

写真が・・・ないのです・・・。

いつものごとく、撮らずに食べてしまった、というのではなく、

スマホで撮ってしまったので、初心者の私は、スマホの画像をパソコンへ転送できず・・・。

あの見目麗しいお料理を載せられないのです・・・。

とても残念です(T_T)




お昼ごはんの後は、近江八幡のクラブハリエへ。

私はまったく知らなかったのですが、バームクーヘンの有名なお店なのですね(^_^;)

希望者は、焼きたてを食べられるラコリーナへ、

あとは近江八幡散策を兼ねて、クラブハリエ本店へと向かいました。


私は他の役員さんたちと一緒に、近江八幡の方を選んだのですが、

駐車場にバスが着いたとたん、Nさんがダッシュ!!

「え、えええっ?」

戸惑いつつも、皆、鮮やかな緑の傘のNさんを追いかけて走りました。

雨に濡れる道を、レトロな日本家屋の町並みを、Nさんは駆け抜けていきます。

時折、見失いそうになるくらい、かな~りのスピードです・・・。

そうして、たどりついたのがクラブハリエ本店。





私たちは今回、200名規模の旅行です。

ダッシュしないと、店内も併設されているカフェも、人、人、人、で埋め尽くされてしまいます!

それを見越しての、Nさんのダッシュ。

おかげさまで1番乗り。

店内をゆるりと眺めて買い物をし、ゆったりとカフェでケーキをいただくことができました。

ありがたかったです~~~(^o^)/





自然光を取り入れた天井。





手前の、カリッと表面を焼いたシフォンケーキは絶品!でした。

Nさんと、バスで隣の席のMさんは、すごくたくさん食べられるタイプのひとで、

お二人とも、ケーキは問題なく2皿完食!

(お昼ごはんからそれほど時間が経っていないのに!紅茶はポットなのに!)

長男マメ(大1)の食べっぷりを思い起こしてしまった・・・(^_^;)




クラブハリエを出た頃には雨は上がり、少しだけ町並を楽しむことができました。














二男タコの私立高校では、親しいひとが少なかったのですが、

今回のバスツアーで、他のクラスの役員さんたちともたくさんお話ができて楽しかったです~。

皆、それぞれの考え方があって、それぞれの生活があって、

でも、子供を大切に思う気持ちは同じなんだな、と、

当たり前のことなのだけど、改めて感じた旅でした。

そして・・・

私はゆるい生活をしているなあ、とも・・・(^_^;)

自分のしたいことばかり考えてないで、もっと家族のことをがんばらなくては(^_^;)



ちなみに、バスの中で行われたビンゴ大会、

38名中、たった一人、最後の最後までビンゴできなかった私です~~(T_T)

日頃の行いがよほど悪いのか、

別のところに運を積み立てているのか、

今回もお約束通り、ビンゴゲームのツキがまるで無い私でした・・・。













細見美術館 『琳派古今展』へ




先週の金曜日、京都市左京区の細見美術館『琳派古今展』に行ってきました。

細見コレクションの琳派と、現代美術家がコラボした作品展です。


●山本太郎 『松樹清涼飲料水紋図』(部分)


右上の隅に、空き缶が転がっています(^_^)

他にも、有名な俵屋宗達の『風神雷神図』が、

仮面ライダーV3と勇者ライディーンにすり替わっていたり、



●神坂雪佳 『金魚玉図』



この金魚玉のきんぎょが、真っ赤なミニカーとすり替わっていたり・・・。

私はパロディ的な感覚で楽しめたのですが、館内の解説によると、

表現技法は琳派の流れをくんだ、とてもレベルの高いものの由。

世界的にも高い評価を得ているとのことでした。



この日、たまたま長男マメ(大1)も急な休講が重なって、

ほぼ休校状態だったので、一緒に作品展を回ったのですが、

「僕は昔の琳派の方が好きや。」

と、オリジナルの方を熱心に見ていました~。



細見美術館は建物のつくりも独特で、展示室から展示室へと回るのに外階段を使います。





訪ねた日はずっと細かな雨が降り続き、中庭に張られたた帆布の屋根がやわらかい音をたてていました。

雨の音の似合う美術館です~。




そして、今回はもう一軒、マメの大推薦のギャラリーへ。

同じく左京区にある、『モリユウギャラリー』です。







小さな引き戸を開けると、いきなり暗幕が張られていて、部屋は真っ暗。

「ご自由にお使いください」と、懐中電灯が吊られていました。

その中に展示されていたのが、こんな作品です。






透明なアクリル樹脂でひとの手を型どり、そこに無数の穴をあけ、中にLED電球を灯しています。

まるでプラネタリウムのような作品が、暗闇の中に5体。

掬うてのひら、手を合わせて祈るてのひら、指を組んで祈るてのひら・・・

放たれるひかりは、ひとの感情をあらわしたものの由。

感情も、ひとを形成する大切なものだとのメッセージがこめられています。



狭い階段を上がると、2階は明るくて、絵画作品がいくつか掛けられていました。

棚には芸術関係の本がたくさん並び、

「僕、この本を買ったんや。このひとの考え方、すごくいいと思う。」

マメは作品の制作者、大垣美穂子さんの本を手に取って言いました。

最初にひとりでこのギャラリーを訪ねた時、ずいぶん長居をしたらしく、

後で出てきてくれたギャラリーの女性が、

「あ、ああ、この前の・・・。」

と、マメを覚えてくれていたようでした(^_^;)



京都に来てから、マメはいろんな場所に出かけ、いろんな人と出会っているようです。

やっぱり、勉強は忙しい上、一人暮らしのさまざまな家事もまだ要領がよくないようで、

「肝心の写真を撮りにいく時間がない~~~。」

と、嘆いていますが・・・。

今は、経験することがお宝になる時期。

がんばってほしいです(^_^)v